今回より欽天四化の本格的内容に入ります!
今回の講義では生年四化と自化のさまざまな基本と、串聯、そして媒介について学んでんでいただきます。
欽天四化はロジックが数学のようにしっかりしています。
焦らず、マスターしてください。
本当の「獲得」は、化禄ではなく化忌なのです。
台湾の欽天四化派の紫微斗数の大家である陳永瑜老師は、つぎのようにおっしゃいました。
「田中さんは、外で得た(学んだ)ものを、 自宅や教室で生徒さんに教える仕事をする人です。それで報酬も大丈夫です。」
紫微斗数の命盤の遷移宮に天同・生年化禄、田宅宮に廉貞・生年化忌があります。
遷移宮は外国、天同星は五術の星、田宅宮は自宅や教室です。
そして、その生年四化の発射宮が来因宮の子女宮。
子女宮は生徒さんをみるところです。
欽天四化派は、來因宮と生年四化の宮をとても重要視します。
命宮ももちろん大切ですが、それよりも生年四化は前世より引き継いだ先天のもので、これを今世に活かすことがもっとも人生のテーマとも言えます。
本当の「獲得」は、化禄ではなく化忌なのです。
星曜派の紫微斗数は生年化忌を最大の凶の星として取り扱う場合が多いですが、欽天四化派は生年化忌こそ自分の星(忌は己の心と書きます、つまり自分の意思、意識です)であり、最重要の星として取り扱います。
コースカリキュラム
AD同組、BC同組
ある旦那様の命宮が右図の上のようになっていました。
AD同組で、とくにADの場合は、“A随D走”と言われます。
わかりやすく言えば、この場合、天機A(旦那様)は、太陰D(奥様)が大好きで、どこに行くのも一緒に手をつないで? 出掛けるようなとても相性のよいご夫婦です。
(実際に鑑定も一緒に来られました)
つぎに、仕事のことで鑑定を申し込まれた男性の命盤は右図の下です。
この男性だけが鑑定に来られると思っていましたが、奥様も一緒に付いて来られました。
とても美しいご婦人だったのをいまでも覚えています。
命盤をあらためてみて、「なるほど!」と思いました。
BC同組。
奥様は旦那様が大好きです。このケースも相性のよいご夫婦です。
AとD、BとCは同時にみたほうがいいと思います。
とくに、言葉は適切ではないかも知れませんが、“AはDにほぼ支配”されますので、Aだけ見ては駄目でDを必ずみるようにしなければなりません。
ですから、生年Dは六内宮の我宮にあるのが吉・・・、という欽天四化派の紫微斗数の大切な定義もご理解いただけると思います。
オンラインスクール開講の理由
2020年新型肺炎のまん延で、やむなく対面での授業からすべてDVDの通信教育やオンライン授業に変更しました。やってみて感じたのは、大変便利で受講生の皆様にも好評だったことです。
好評の理由は、
1. 通学のための時間と交通費が不要(コロナ対策にも合致)
2. 好きなときに自宅で勉強できる
3. 復習が便利になった
これを契機として、オンラインスクール開講に至りました。
命盤作成ソフト「紫微斗数WIN EX」
紫微斗数の命盤は手書きでも作成できますが、生年月日を入力すると自動的に命盤が作成できるソフトを使うのが効率的でミスもありません。
なかでも「紫微斗数WIN EX」の命盤作成ソフトがお奨めです。
本講座の受講生の皆様には、このソフトの利用をお奨めしています。
そのソフトの設定変更の方法は動画で解説しています↓
まずは何度も動画を視聴してください!
効率のよい勉強法は人によって違うと思いますが、基本的なことを覚えるのは、まず何度も動画を視聴されることをお奨めします。
動画の再生スピードは変えられますので、二回目、三回目は再生速度を早くして視聴されるのが時間の節約になると思います。
資料はPDFでダウンロードできますので、その資料に自分が重要と思うことを付け加えたり、下線を引いたりして利用してください。
どうぞ効果的な学習法を確立してください。